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次に、マグニチュードで按分する、あるいは割り振る、
つまりレセプト1件をどちらかの病名に決めるのでなしに、仮に糖尿病と高血圧の2つ病
名があって3万円であるとしたら、その3万円を強さによって割り振ろうではないかとい
う発想です。現在社会経済生産性本部と一緒に研究していますが、とにかく単一の病名だ
けのレセプトをとってきて、その病気の純粋な医療費を見た結果、仮に糖尿病のみの1件
当たりの費用が2万円、高血圧は1万円とします。糖尿病の方が薬代や検査料が高くつく
と考えて、仮定の話です。そして、それぞれの金額に先ほどの主役になる率を掛けると、
糖尿病は1万 5,880円、高血圧は金額は低いが主役になる率が高いので 9,210円になると
いうことです。
さて、今、目の前に糖尿病と高血圧の両方の病名があるレセプトがあって、その金額は
3万円である。この3万円の医療費がそれぞれの病気にどれだけ使われたのかということ
です。それは、この金額の大きさによって按分、つまりその強さによって比例配分するわ
けです。したがって、この場合は糖尿病に1万 8,988円使ったとみなそう、高血圧に1万
1,002円使ったとみなそうという発想です。
これは確かに粗っぽい方法ですが、1つのメリットは、例えば薬は、これは降圧剤、こ
れは血糖降下剤というようにはっきり用法が決まっていますから、電算化されてレセプト
の内容を細かく調べていくとしたら、詳しく分けることはできるでしょう。しかし、診療
行為の中には絶対に分けられないものがあります。例えば診察料、初診料、再診料、判断
料、医学管理料、看護料等は分けられないですね。しかし、医師は初診料、再診料として
請求している診察の中では両方の病気の面倒を見ているわけです。そうなると、診察料、
判断料、医学管理料といった分けられない診療行為に関しては、PDM法以外に分類する
方法はないと言えるのではないでしょうか。